2008-01-01から1年間の記事一覧

ハイエンド系ちょっといい話2

現代用語の基礎知識1999年・2000年にも、「マンガ文化」の項目の「美少女コミック」という細目にハイエンド系という言葉がでてくる。筆者はコミケの米澤氏だ。1999年版にハイエンド系という言葉が初出し、2001、2002年版とこの言葉はでてくることになる。つ…

メイドとシロクマ

ブログの更新をさぼり、「おねがい☆ツインピークス」という何やわやなブログを作って「シロクマとメイド」というアレげな話を書いている。市場に溢れている話や、新しい物語について行けなくなったら、人は自分で何かを作るべきだろう。という偉そうな物言い…

とくになにもない。

文学フリマといえば、ついったーで性癖を披露し、ブログで馴れ合い、どーでもいいエントリに噛み付き、日々を消化しながら「そろそろ長文かきたいなー」「まとまった論考したいなあ」と思っているような奴が、「この一年結局何もしなかったなあ」と結局落ち…

補足

上の文の「はてな」を任意の界隈に変換せよ。

後のはてなユーザーたちのユリイカでの対談の妄想

「あのときはてなで書いてたんですよ僕。」 「ええ、そうだったんですか。僕も書いてましたよ。」 「あんたが書いてたことは皆知ってるって(笑)。僕なんて全然ブクマ付かなかった。デリダがどーのって言ってブクマ2user(笑)あんたは非モテとかいって逆に…

そして一日が終り幼女はビッチになる

『Kanon』『月姫』『クラナド』途中で止まっている。フリージア積みっぱなし。眠れる惑星積みっぱなし。昔川原泉が嫌いで仕方なかったのだがその理由が思い出せない。EDEN5巻以降読んでない。ガンダム観てない。グレンラガン・電脳コイルみようみよう思って…

ハイエンド系、ちょっといい話

『現代用語の基礎知識2001』の「マンガ」の項目を米澤嘉博が書いている。そこには「ハイエンド」だったか「ハイエンド系」って言葉が出てくる。要は村田蓮爾みたいなCG絵師周辺のことだ、という感じで。おお、ハイエンド系ってこんな媒体にも紹介されていた…

今日の暴言

収入は算術級数的に増加する。物欲、または「買わなければならない」という異様な義務感は、幾何級数的に増加する。よってオタクは飢餓を回避できない。つまり数年後にオタクは絶滅する。

難波功士『族の系譜学』のメモ

族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史作者: 難波功士出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2007/06/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (55件) を見る戦後の若者文化を順に辿っていったサブカル史的な本。辿っていった結果…

補足2

ブルマの名匠に「痛いガキがたくさん生まれるだけやんけ!」といわれる。つ[もふもふ]

求められるオタク像?郊外私観2の補足

あの糞長い文を要約すると・オタク共同体(おたく族)に加盟→スタイルを入手 ・街の本屋でスタイルとコンテンツを入手という族的・地域的なものに縛られた消費スタイルだけではなく・オタク的共同体に加入せず、ネットでスタイルを入手 ・ブクオフ+P2Pでコン…

求められるオタク像?郊外私観2

難波功士『族の系譜学』って本の第九章”「おたく族」から「オタク」へ”って部分を読んだ。 自分なりに要約してみる。「おたく」は、 ・特定の物質的空間=コミケ・都市部の一部の趣味共同体 ・特定の階層=都市中産階級 ・特定の世代=新人類 ・彼らの内輪の…

実現の可能性が5割でも、四捨五入すれば10割

pixivばかりを見ている。十代の頃の自分が「こんな絵があったらいいな」と思った絵が、目の前に山のように実現されていて、驚き転げる。そう。もう若くないのだ。自分は絵師ではないので、あまり嫉妬しないのだが、絵師達は今日も「あいつふざけやがって。い…

てきとーオタク史

つまり柄谷行人のNAMとか山本直樹とかQuickjapanは太田出版を根城にしていたわけですね。んで、Quickjapanでエヴァ論を書き、柄谷行人の破門された弟子である東浩紀と、ロリコンコミック唯一の生き残り山本直樹をサブカルめ!と揶揄するオタクが結託している…

「ゆっくりしていってね!!!」の顔が誰かに似ているなと思ったら

俺だ。

『だめよめにっき』感想と雑感

なんか女の子が空から降ってくるんですよ。んで君は倒れている女の子を介抱する。元気になった女の子に街の男たちが殺到する。女の子はまんざらでもない様子。君は大いに嫉妬する。「僕が女の子を救ったんだぞ」と吠え、女の子に「君は僕に感謝すべきだ」と…

と思ったら

R-18は隔離されているのか。そうか。表示をいじったら見れるようになった。ちゃんと調べてから書きましょう。

pixiv代理戦争

pixivに入会してエロ絵を漁ってるんだけど、しかしスン止め絵ばかりだなー。と思ったらそういう規約なのね。(追記:間違い)そのお陰でどれだけの男女が無気力になっているか考えろよな!等と昼間から某氏の物真似をするハメになってしまった。しかし、スン…

パヒュームの季節

サエキけんぞう原作:しりあがり寿作画の『テクノの季節』(初出1988年)を皆様はご存知だろうか。『同棲時代』のパロディマンガなのだが、舞台は1980年。同棲しているホモカップルの男役の方が、テクノカットをするところから物語は始まる。男は木造安アパ…

マクロスたちの夜

『マクロス』という作品は、「文化」を知らない「大きなお兄ちゃん」が、「文化」を知らないが故にインチキなアイドルに騙され、日常という戦争からドロップアウトする極めて現代的な作品だと思う。見たこと無いが。 にゃんにゃん にゃんにゃん ニーハオにゃ…

油色の狒々3

なんか最近は一昔前のことばっかり言っているような気が。でも一昔前だって、「歴史」の「問題」なんだよ。戦争だけが「歴史問題」じゃない。現在は過去の批判として知覚される。しかし実際の過去は忘却されて、現在から逆算されたような過去が作られて、そ…

油色の狒々2

偽ケルト系ならぬ偽はてな系というものを考えた。『電撃大王』ではなく『ヤングキングアワーズ』を読み、『ユリイカ』ではなく『群像』を読み、『論座』よりかは『創』を、mosaic.wavよりかはave;newを聴く。『バレンタインデー粉砕デモ』ではなく、『花見粉…

油色の狒々

ママン曰く「あんたらフリーターは小泉とか安倍とか石原に利用されている」。ママン、僕のママン。帰ってきてよママン。どこのどいつが優しかった僕のママンにこんなこと吹き込みやがったのか!というのは冗談でこの人は昔からこんなです。共産党支持者です…

さっきまでのミラクルカームーバーック

ラノベをdisりつつ、町田康やら中原昌也やら阿部和重を読む。「中学の頃は声優のアルバムばかり聴いていたよ。あの頃は痛かった」といいつつ、Coccoや椎名林檎を聴く。ベタなオタクをとにかくdisる。村上隆を褒め、エロマンガでは町野変丸や町田ひらくを読む…

『コスモナウト』『秒速5センチメートル』感想

男と女が海辺を歩いている。女が急に泣き出す。男が「どうしたの」と言わずに、「俺が悪いんだろうなあ」「いや、奴はわけのわからない勘違いをして、勝手にないているのかも」「下手に触ると怖いから無視しよう」と思う。無視しつつも、いつ八つ当たりが飛…

日々の私4

自由は奴隷の思想。自由を求めて外にでりゃ、人は他者を蹴落とし続けなければならない。んで、かつて自由を求めた敗残者は、内に篭り、孤独という自由を完成させ他者との交わりを絶つ。みたいなことを福田恒存が言っていた。それなんて「はてなー」?。マッ…

日々の私3

「病んでる女だったら手込めにできるのでは?」というアレな下心を隠蔽せず、アレやコレやで七転八倒する作品に、いわばオタク男性風山田花子的マンガにマフィアとルアー (講談社BOX)作者: TAGRO出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/04メディア: 単行本…

日々の私2

マンガ家はネットを止めるべきではないだろうか。と思う昨今。生ける伝説的作家は大抵業界人+ワナビーに支えられていると思うわけだが、この手のは大体金が無いときている。そのくせ騒がしいので作家は以下略。そして収入も以下略。業界に金が満ち、ワナビー…

日々の私

「西尾維新を○しに行ってくる」と言ったら大学時代には大うけしました。今はひかれるだけです。 ヤンデレっていうのも「病んでる女だったら手込めにできるのでは?」というアレな下心を隠蔽し、狂気そのものに萌えるという中々根性の悪い趣味じゃないか。た…

オカザキイズノットデッド、「えここ」とその時代(だからどうした)

#104さんが描かれた「えここ」 http://illust.g.hatena.ne.jp/i04/20071226より あとコメント欄で俺が変なことを言っている件。 岡崎京子が「愛と資本主義」とハッタリをかましたのはいつのことだったか。 気が付きゃ人は「恋愛資本主義打倒」と「平坦な戦場…