人生の反省会2

大学の授業に出ずに大学の図書館に篭って論檀紙を読みふけっていた頃、東浩紀が『ユリイカ』でleafのエロゲの図像を引用していたのを目撃した。ああいうものと決別するために糞面倒臭い本を読んでいるのに、困ったもんだなあとか思うのと同時に、微かな興奮を覚えた。エレクチオンのことではない。

さてゼミの教授は三浦雅士のファンだった。構造主義の人で、マルクス主義やらその他左翼を嫌っていた。カルスタも取り扱っていたように思うが、その政治臭には敏感だった。「先生!東浩紀とか柄谷行人ってどうですか?」「ああそれ嫌い。」「大澤真幸は?」「難しいのは最近読まない」

私はなんも知らんのだ。ということにやっと気付いた。で、ナショナリズムというものがあることにも気付いた。それからまた糞面倒臭くなってきた。なんも知らんのだ。