2007-01-16から1日間の記事一覧

人生の反省会5

「美」しい国、「愛」国心教育、こういう言葉使いがされている中に、「萌え」という言葉は叩き込まれている。「美」や「愛」という真理と直結する言葉をズラす役割を「萌え」は持っている。じゃあ「萌え」が政治批判的意味を持つかといえば、これが全く全然…

人生の反省会4

お父ちゃんは戦争に負けた。兄貴は政治で負けた。でも私たちは経済で勝ったんや!その経済は90年代にポシャッタ。「私たちは戦争に負けた。政治に負けた。経済でも負けた。でもまだ文化が残っている!僕らのオタク文化で勝つんや!」 とか言っていたのを『…

人生の反省会3

高校の時分。文芸部というオタク部があったのが、私は入部しなかった。やつらがラノベばかり読んでいるからである。そのラノベの中には今日ではビッグネームとなった作品も混じっていたかも知れない。上遠野浩平とか。大学に入ったばかりの頃。友人が『kanon…

人生の反省会2

大学の授業に出ずに大学の図書館に篭って論檀紙を読みふけっていた頃、東浩紀が『ユリイカ』でleafのエロゲの図像を引用していたのを目撃した。ああいうものと決別するために糞面倒臭い本を読んでいるのに、困ったもんだなあとか思うのと同時に、微かな興奮…

人生の反省会

オタクといえばロクデモないものという刷り込みがある。中学生のときに、イジメられっ子かつ両親が別居中かつバカ。という地獄のような境遇の人間と遊んでいたのだが、この男が好きだったのが、天下のあかほりさとるである。私は生きた根本敬マンガである彼…