もふもふオフ本題

http://illust.g.hatena.ne.jp/i04/20080608/1212933436
に参加した。カルマというカレー屋でナンを食った。カルマ、俺のカルマ!

以下話したこと

コミックコミュニケーションでは、会場右側「なのは」左側「東方」で、オッサンオタクと若いオタクの見事なゾーニングが出来上がっている。

・「なのは」はオッサンオタの最後の砦なのか?

・「アイマス」「ボーカロイド」はおっさん臭い。もしかして「らき☆すた」もか?

・「東方」と「音楽系」に集まる若い衆とサークルの中の人にはオタっぽくない風貌のが結構いた。

・この風貌とは、「脱オタ」者特有のの自意識と優越感と劣等感に凝り固まった「重い」風貌ではなく、もっと「軽い」風貌である。また彼らの中にはオタ的服装とは全く別の文脈にいる人間の服装をしていた。

脱オタ者は脱オタ後でも「チェックのシャツ+ケミカルウォッシュのGパン+ミズノの白色スニーカー」が妙に似あうのでは?

サブカル好きが同人を選んでいくと東方ばかりが集まってしまう。「東方」=「若者」=いままでのオタとは違う人種ではないか。

・東方のコスは素晴らしい。露出が少ないのが良い。娘さんが重いドレスを着こんでノソノソ歩くのは大変にかわいい。

・同人は中身と値段が明確にわかるように展示するのが望ましい。値段を聞いたり、中身を見せてもらうのに躊躇する人間は多数いる。「高いから買うのやめる」「外見はかっこよいけど、中身がひどいのでやめる」てな感じで「やっぱり買うのやめます」と直に言うのは客もサークルもツライ。

・大手はグッズ志向に。それは違法コピーよって、人気の同人はすぐネットにアップされることによるのではないか。つまり、コピーできない商品で収益を上げるという方向に向かっているのではないか。

P2Pによって同人誌業界が儲からないものになったとするなら、変に媚びた商法が減るのではないか。風通しがよくなるのではないか。

・マッチョ志向オタは作中の性癖を隠蔽するが、丸判りである。逆に昨今の文系オタは作中の性癖をおっぴろげる。セカイ系やら日常幼女マンガの倒錯っぷりと、その開き直りと、「ぼくはわかってやってますよ」的スタンス。

島本和彦はマッチョではない。メタマッチョであったはずだ。『炎の転校生』が『タッチ』と一緒に載っていたことを思い出せ。

Mosaic.wav VS JAMprojectのハルマゲドン

ガンダム・センチネルなんて知らない。

・三十路春麗の魅力

本田透の文章力と構成力。泣かせるのが上手い『電波男』。

・周到に「火薬」を設置し爆発させれば、誰でも簡単に泣く。泣いた自分を根性わるくメタ視し、作品の構造を調査することこそがオタク的なリテラシーだろ。

脱オタよりも脱論壇オタが必要とされる人がいるよねー。保田とか。

・90年代には「ハイエンド系」「サブカルオタ」「ゲーセン文化圏」「脱オタファッション」的、オタクでありながら、「オタクの外へ!」をテーマにした人が多数いた。俺ら彼らにアンビバレントな感情を持ってはいたが、彼らを先物買いしたのも事実だ。もっとストレートに言えば、俺らは彼らに魅了されていた。

・その彼らはゼロ年代に大ブレイクするはずだった。しかし後方から追い込んできた『ハルヒ』『らき☆すた』に見事に抜かれた。俺らは夕暮れの電光掲示板を、ハズレ馬券を握り締めじっと睨みつけている。


という事を秋葉原で例の事件があった日に話した。