ナ・ンバからン・メダまで(もふもふオフ感想2)

http://www.e-comicomi.com/
に行ってきた。港はいつもはぐれものにやさしい。観た事も無い小林旭の映画を思い浮かべ、インテックス大阪に入場する。#104さんのスペースに行く。

http://i04.sakura.ne.jp/picture/dg/kositu01.htm
この同人誌を頂戴する。一見するとホッチキス止めの、配布100円的濃密な活字コピー本というか大学の紀要ちっくなつくりだが、手にとってみると白い陶器何かシンプルなデザインが施されたような洒落たものになっている。しかも表紙からは内容が全く掴めず、「裏本」のような雰囲気さえする。それが反り返ったキャラが無理矢理ローアングルで縞パンを見せ付けている同人誌の中で、異様な雰囲気を出している。しかも、手に取らないとそれがわからない。向こう見ずなセンスに敬意を表す。

「何か買うべきものはないか?」と#104さんに訊く。「見てまわれ」と言われる。自分は風貌以外全くこういう所では場違いな気がしてならない。まったく同人文化圏には疎い。だが、マンガに対する嗅覚は多少あるつもりなので、好きな絵のマンガを漁ってみる。

目ざとく三浦靖冬の同人誌を発見。購入する。自分の眼力もなかなかのものではないか、と生意気に思う。好きな絵ばかりを漁っていくと、手元には東方の同人ばかりがそろった。やはり世代が近いからだろうか。それともサブカルちっくな人が多いからだろうか。(ところで秋☆枝の造形的に危険な絵が好きで追っていたら、なぜか東方にぶつかってしまったりもした)

一番の収穫は「四ツ星レストランおかん」さんを知ったことだろう。
http://blogs.yahoo.co.jp/nkdpq674
http://www.geocities.jp/okantei/
http://blogs.yahoo.co.jp/nkdpq674/32860038.html

http://blogs.yahoo.co.jp/nkdpq674/19454348.html
こういう感じのカケアミぎっしりの山川直人調の愛らしい絵で、甘く香りがある家屋と東方のキャラクター達の暖かくやわらかい日々を切り取っていく。山川直人+東方は高度な一発ネタとしか普通は思えないのだが、作者は確実に山川の絵を東方に落とし込み、東方でも山川でもない自己の世界を作り上げている。しばらくは追って行きたい。

それと「四ツ星レストランおかん」さんのブログをみていたら、読んでいるマンガが被っていすぎて、東方はサブカル圏に半歩足を踏み入れている人が領域としているのでは?と思った。