ブックオフへ行こう


岡崎京子リバーズ・エッジ』より。『リバーズ・エッジ』自体がホモマンガだし、ある種の萌えマンガだわな。性別逆転させて、ホモのキャラクターを「少女」で代役してみ?見事な萌えマンガの出来上がりだ。その「ホモマンガ」で「くだんねーホモマンガ描くんじゃねー」と罵倒している件。そういう時代があったのだ。そして大半の人間はこの手の「オタクだがオタクをバッシングする」という物言いを通過しているように思う。


http://illust.g.hatena.ne.jp/i04/20070928/p2
トーン貼りまくりのオタ絵から
→ハイエンド系
→白黒基調+ラフな人物線(冬目景玉置勉強)
って流れでいいのでしょうか?


ところで今「萌えがどーの」と言っている人は昔、ワニマガジンやらコアマガジンから出ていたサブカル臭のするエロマンガをキチンと読み込んでいたのでは?と邪推する。

サブカル臭」というと不正確だが、「おまえらは低脳のオタクだが、俺はただのオタクじゃないぜ。」的な雰囲気のするエロマンガというか。作家名を列挙していくと、朔ユキ蔵町野変丸町田ひらく玉置勉強・天笠浪人・末広雅里鎌やん山本夜羽TAGRO・うらまっく・陽気婢駕籠真太郎秋葉凪人SABE…。不正確極まりなく、しかも実はよく知らなかったりもするので、ツッコミにはひれ伏すしかないが、ここら辺りの作者って今日妙にスルーされているような気がしてならない。

若い人はこの辺りを一度読んでみたらどうか?「年寄りのオタクの裏ノリが理解できる」とか「結局この人たちって山本直樹の領域までたどり着けなかったっスね」とかいう下品な感想を持って欲しいからではなく、単純に安いから。プレミアみたいのが外れて、今とっても古本屋では手に入りやすいから。そして何より面白いから。ただし「所々は」だけど。不毛といえばそうかも知れないけど、一部一部は突き抜けていると思う。

上記の作家群には含めなかったが、OKAMA『スクール』は怪作なので読んでおくこと。んでサブカル臭のするエロマンガを読んでいる人間はLeafのエロゲをやっていたような気が。んでグデグデしていたら東浩紀が「動物やがな。萌えやがな」と言い始めた。そして彼ら(俺も?)はどう変節して行ったのでしょう?答えなくていいです。ぶっちゃけ怖いから。