たまには更新

大澤真幸ナショナリズムの由来』を400ページほど読んだ。全て頭の中を通過していって、特に感想というものを持たなかった。さて最後まで読むべきか否か。重くて読みにくくて最悪の本だ。

友人から借りた『うみねこのなく頃に』終了。『ひぐらし2』って趣き。『ひぐらし』のトリックは「実は、本作は推理ものでもミステリーでもなく、ファンタジーだよ」ってことだろう。んで『うみねこのなく頃に』はそれを踏まえた作品になっていると思う。作品はプレイヤーに問う。「魔女は存在するのか?」「いや、それ以前に本作は推理小説なのか?」「いや、それよりも本作も地雷なのか?」と。プレイヤーはこのような邪推をしつつ、テキストに引き摺られながら、ついやってしまう。なぜあれほどまでに面白いのだろう?という問いに私は全く答えられないわけだが。ところで本作も地雷であったなら、二代目清涼院流水の誕生である。多分。清涼院流水読んだことないけど(ええええええ!)

ところで、郊外に「文化」って生まれないと思うんだわ。郊外の古本屋で一番何が売れているかといえば、現在のベストセラー。発売したての週刊少年マンガと、オリコン5位以内の音楽と、ケータイ小説。それとドラマ化作品。そしてヤンキーもの。逆にいえば、この手のものしか売れていないともいえる。すべては本屋どころかコンビ二で買えるような商品である。青年マンガやらラノベでさえもイマイチ売れん。サブカルVSオタクVS学究以前の世界。

ついでにヤンキーと南米人が盗品臭い商品をもってくる。わかりやすすぎ。犯罪を働くときは怪しまれない格好しろよな。

「文化」が郊外に生まれえるとするならば、「この世界にはこういう陰惨な場所もありますよ。この真実から目を離してはいけませんよ。」という都会の冒険者の視点からか、この視点を逆算して郊外で育ったことをオリエンタリズム的に売り込む田舎者からだろう。そんなことを言うとこのブログの根幹に関わってくるので前言撤回ということでココは一つお願いします。