糖尿の天使たち

バイト先で一人怒り狂っていた。その怒りは、誰に責任があるか?というような小汚過ぎるもので、「ああ、またお前は逃げ出したいのか」と頭で俺が俺に対して怒鳴っている。その一方で「んなこともね?時給相応の仕事」だと抗弁している俺がいる。んで、その苦悶を冷徹に眺めてつつ「ふふ。君がリストカッターなら今手首を切っているな。たぶんビタミンBを摂取して興奮しすぎているんだな。それと空腹と脱水。どうせ飯食ったら忘れるんだろう?」と言ってる俺もいる。

観葉植物の枯れた深夜の天下一品で、鳥を一匹煮溶かしてゼラチンをぶち込んだラーメンを、その特大を飲み干したら、脳の隅にわくいつもの天使は消えうせた。代わりに、毛穴という毛穴からはコラーゲンと獣油が噴出し、胃酸で溶かされた麺からは糖分が抽出され、瞳孔を開かせる。目の前に広がるのは、ガソリンスタンドと運送屋の灯り。トラックとビップカー。コンビニとファミレスと、エロ本屋。

ところでエヴァの最新刊を読んだ。改めて思ったのだが、時系列で並べてみていくと、碇シンジ渚カヲルと同性愛的関係に至った直後に、病院で寝ているアスカをオカズにオナニーをしていることになる。なんという節操の無さか。多形倒錯か。

これを思春期特有の物とみることもできる。思春期に呪われたオタクの性に対する意識とも言える。同性愛のような社会から逸脱。それを回避して、社会も目指そうとしても、そこに現れるのは病院で縛られた女でオナニーするような陰惨な日々である、とかほえ面をかくこともできる。

ただ言えることは、カヲルはシンジに捨てられたということだ。しかも首を絞めたくなるような小娘に、手の届かないキチ○イ娘に、この激ホモは負けたのだ。はは、801どもよ、お前らはこの現実を目にしたまえ!(ごめん。そんなアンタが好きなんや)

電友さま入稿おめでとうございます。某マイミク様。結婚おめでとうございます。エアコンの効いた、埃舞う部屋で、デブが一人唸る。