負けちまった国家のために

「ゆたかな草津 人権と平和を守る都市」宣言
http://www.city.kusatsu.shiga.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=100&frmCd=1-11-10-0-0)で知られる我らが滋賀県草津市。その国道一号線沿いにスターバックスが建った。屋外で茶をシバいていると、渋滞の車と陰惨な建築物が目に飛び込んでくる。

レクサスの販売店が見える。レクサスといえば高級車で、階級化社会の象徴のようにいわれている。では、その販売店ブルジョワな雰囲気で溢れているか?といえば決してそうではない。外装はハッタリをかましているだけだし、壁もよくみてみると薄くてみみっちい。なんせ構造がコンビ二を拡大しただけのもので、工夫も何もない。このような場所で売られている車はどこまで高級といえるのだろう?そしてそんな物をつくっているトヨタという会社も。

レクサスから数十メートル離れた場所には、民主党議員の事務所が建っている。「保守的な田舎」という地盤にも関わらず、当選を果たしたある意味優秀な議員の事務所である。しかし、その建物は情けないの一言につきる。だって、回転寿司の店舗を改造して民主党の看板をあげているんだぜ。キッチュな和風の建物に陣取る若手議員と、われらが民主党。もういいよ。日本をあきらめてくれ。

勿論、スターバックスだって間抜けだ。国道の粉塵にまみれながら、コーヒーを飲んで何がうれしいんだ?しかも目の前には悪い意味でのポストモダンな風景がひろがっている。それを眺めながら米帝資本に金を払う、と。

戦争に負けるとはこういうことをいうのだ刃牙ィィィィ(範馬勇次郎ふうに)。だから9条の改正ってのは必要なんだよ。貧しいこの風景のために。