あなたライオン - 原野商法１９９７

参加したいが、人生について深く深く考えそうになるのでやめておく。おっぱいupと片腕を振りあげ地面を踏む野郎どもに弾かれて今日も半角二次元に入り浸る。ついでに自分の声を聞くのは地獄だ。ナルシスティックならなおさらだ。

『湯けむりスナイパー』というマッチョマンガに、ラジオの深夜放送にハマッた上品な婆さんを描いた話がある。彼女は声の主に出会うため、公開放送に化粧をして出かける。婆さんの物腰に私はなにかわけのわからないものを感じた。

「萌え」とは口が裂けても言わない。ただ頑張って欲しい、と。このまま強く生きて欲しい、と。暗くて深い河の向こう岸にいる同志たちに、手を振るわけでもなく、舟を浮かべるわけでもなく、ただ眺めてニヤニヤとしておくことにする。