子供達は未来からの(略)

http://d.hatena.ne.jp/GilCrows/20080521/p1
オタ絵と幼児向け絵が近いってのは、よくある話。いや、オタ絵は「幼児向け」を規範にしている部分もある、というべきか。だったら、オタ絵が幼児向け絵と見分けがつかなくなったってのは一つの成果だろう。

この手の例を無意味に列挙していくと、吾妻ひでお板井れんたろうのアシスタントを経験しているし、あさりよしとおまんがサイエンス』は学研の学年誌に掲載されているわけだし、上連雀三平は別PNでコロコロコミックに描いていたわけで、エロマンガを描いていたこともあるあずまきよひこは『よつばとしろとくろのどうぶつ』という絵本を書いたし、ほしのふうたは絵本作家を目指したこともあるという(『霧の童話』巻末のインタビューより)。んで子供達はオタ向けだったはずの『ケロロ軍曹』を観ていて、オタは『ないしょのつぼみ』を読んでいるという。ついでに近所の図書館の児童書のコーナーには『あずまんが大王』の猫のぬいぐるみが飾ってある。

ちなみに成年コミックの規制の切っ掛けになった「コミック本から子供を守る会」の中尾いさ子は、「表紙だけ見ると小学生が読むようなマンガ」と 『いけないルナ先生』を評している。あたまがおかしい発言だが、世の中にはあたまのおかしい人もいるわけで、「こんなかわいい絵なのに、間違って小学生が買ったらどうするんだ!」と難癖つけられる日も明日あたりにやってくるかもしれない。