たのしい郷土史

http://d.hatena.ne.jp/i04/20080309/p1
滋賀県に田上山ってのがある。この山は、奈良の大仏を作るために、木を伐採されまくった結果、禿山になってしまった。んで、禿山になったせいで土砂が流失しまくり。土砂で川底が上った結果、川が氾濫しまくり。大仏建立のせいで洪水おこりまくり。流域の人間は酷い目にあったわけだ。「大仏自重しろ」「大仏KY」と流された家や田畑を眺めながら、住民達は叫んだに違いない。

そしてその後この地域がどうなったかといえば、見事に「郊外」化。京都・大阪圏のベットタウンになって、大きな工場ができたり、現代美術系の美術館ができたり、痛い制服の高校ができたり、中途半端な偏差値を誇る大学ができたりした。かつて氾濫した川の流域には、ユニクロができたり、ヤマダ電機ができたり、スーパー銭湯ができたりした。百姓の呪詛が詰まった土地に、サラリーマンと大学生とDQNが呑気に生活してやがる。


この街で、痛い大学生が大手を振って生きているのは、大仏のお陰に違いない。
この街で、派遣工員がミドルアッパー家族に唾を吐きかけるのは、大仏のお陰に違いない。
この街のスーパー銭湯で、線の細い兄ちゃんが、男湯の幼女を凝視しているのも、大仏のお陰に違いない。

大仏KY!


みんなもこんな感じで現代と古代を恣意的に直結させて遊んでね☆それって歴史修正主(以下略)
例:倭寇日帝支配を直結。浮世絵とマンガを直結。太秦映画村と萌えを直結。原始共産制と来るべき未来を直結


参考URL
http://www.pref.shiga.jp/h/sabo/07_enka/index.html
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://lastline.tumblr.com/post/21634761