日々の不安2

「だったらいけるぜ!」
と叫び声が聞こえた。中年男が、石を片手に持ち、戦車に向かっていく。すだれ頭を振り乱し、目には狂気を浮かべている。腹を揺らし、機銃を避ける。全速力で走り、戦車に接近すると、おもむろにキャタピラの下に潜り込んだ。重い金属音がした。そのあと轟音が鳴り響いた。火柱が瞬間上がり、砲塔が遠くに飛ばされた。
「まさか、車体の下に石をぶつけたのか。奴はもしかすると」
そう、あの著名な作家が実演してくれた。彼は決して間違っていなかった。身を挺して、自分の主張を守ったのだ。彼こそ真の勇者だ。
「なるほど、石を高速でぶつけると、メタルジェット化するわけだ。奴はそれを知っていたんだ。」
いや、それはないから。


TK-Xは愛くるしくていいなあ。萌え化する必要すらないなあ。ところで74式戦車を改装するとかいう案はなかったのだろうか。んで74式戦車はこのままスクラップ行きになるのだろうか。歩兵戦闘車とかに改造できないんだろうか。コスト意識とかあんのか。