シロクマの京都(オフ感想2)

何?どうしたの?君の思ってることなんてわからないよ。
私は君の母親じゃないし、君は私の赤ん坊じゃない。
私たちは同じ人間じゃないし、どうせ分かり合えない。
実は、君が拗ねていることはわかるよ。ツンデレのツンってやつでしょ。
でも君は
同調圧力なんて死ね」って言ってたじゃない。
そう、私たちは違う人間なのだ。趣味も、裏ノリも通じ合えない。
乳と唇の関係じゃない。
だから、言葉を選んだ。言葉によるコミュニケーションの道を選んだ。全能感に浸ることを捨てた。
「それが僕の成熟だった。」
「それが文系の僕の選択だった。」
「言葉を選ぶことが、僕の微かな誇りだ。」
って言ってたじゃない。
恥ずかしいけど、そんな君は、そんなに嫌いじゃないよ。
ほら、私に何を望んでいるの?
分りやすく伝えてよ。君の言葉で。


僕は吠えた。
チョコだ!
おまえのチョコをくれ!


(フィクションです)