胸を張れ

http://d.hatena.ne.jp/i04/20071108#c1195036172
いつの間にやら議論が非モテ問題に摩り替わっていたでござる、の巻き

オタク=非モテ=先天性=差別=政治ってことだが、果たしてどんなもんでしょ?自身をマイノリティって位置づけたのかしら?でも、やっぱりそれは思い上がりだろう。逆向きの上昇志向っていうか。

それにマイノリティ問題ってそこらじゅうでこじれているんじゃないかな?学校に優先的に入れてもらえたり、職を優先的にオタク(非モテでも可)がもらえたりしたりする。でも、これは、非オタク(非非モテ)からの反発されるに決まっている。「じゃあサブカルの俺はどうなる?」「地方出身でオタクになれなかった俺はどうする」「オタク界隈でちょっともめごと起こしたら、オタク認定を取り消された」「嫁に逃げられた。非モテ申請をしにいったら、『一度結婚できた方は申請できません』と言われた」とかいう議論は必ず起きるだろう。街行く人間に「お、オタク様だ。目を合わせたら、『差別だ』といわれるから関わらないようにしよう」とか。「非モテに無理矢理嫁がされた女性の悲劇」とか。「サークルクラッシャー非モテが襲撃。女性は告訴するものの、非モテは『これは非モテ差別だ』と主張し、無罪確定」とか。

んで、勿論本人は国から援助されたって癒されるわけがない。それに、援助のせいで援助の廻ってこない人間から嫌われる。そしてムシャクシャして暴走→俺がやったんじゃない。世間の差別が悪いんだ→さらに煙たがられる。って悪循環に。

この手の腐り様って、同和問題やら朝鮮人問題にもみられることだと思うんだけどね。なんで、すぐに人は性マイノリティ問題やら黒人問題に絡めたがるかなあ。もしかして、自分の周りにその手の問題が転がっていないとでも?それは差別ニダ!

こういうことを言うと、「マイノリティだけではなく、全員を救うべきだ」とかいう議論になったりもする。ゆるーい連帯は結構なことだと思うけど、そのうちこの手の大乗的なものは、共産主義とかファシズムとかに転化するんじゃないの?「みんなを救うにはヤツラを殺さなければならない」とか「みんなを救うためにはみんなを殺さなくてはならない」とか。

自分が世間様に認められたマイノリティよりも苦しい立場なのに、卑屈にならず世界を愛そうとするような生き方ほど誇り高き生き方はないと思うんだけどね。これはオタクに与えられたある種の特権かも知れない。まー、こういう物言いは悪用されて抑圧を生み出したりもするんだけど。

でも、誇り高くはありたい。一人の卑小な人間として。