同人誌を買いに2

http://d.hatena.ne.jp/yasudayasuhiro/20071104#p4の続き
「暖かい日が続くと湧いて来るんだよなあ」と思っていると、京都人は彼の周りで平気な顔で子供を遊ばせている。「京都人の寛容さをアメリカ白人は見習って欲しいなあ」と何やらわかったようなことを思った。

んで彷徨った揚句、「東方紅楼夢」に行ってきた。動物は、まあ、キ印な方を眺めることができたので、よかったとしよう。「おーん」とキ印の方が遠吼えをなさりながら、鳩を追いかけておられる。逃げるように会場へ向かった。

困ったことに自分は人の姿を眺めるのが好きだ。んで、会場内では人の姿ばかりを見ていた。ミズノのスニーカーは少ない。ダンロップとかリーボックの靴が思ったより多いなあと、ユニクロジーパン姿で思った。以下自粛。寝起きの京本政樹のような髪型の私に他人のことは言えない。皆、俺をみると、自分の髪型を直し始めやがるんや!全部世間が悪いんや!アキハバラでデモや!

「コスプレ何とかが始まるんで、お並びください」というアナウンスが響いた。皆様は行儀よく列を作っておられた。駅の切符売り場の真ん中で、駄弁って人々を困らせた猛禽類(by瀧波ユカリ)より上品な方々や。氏ね小娘は氏ね。市ね中古女は市ね。

史ね史ね呟いていると、列に埋もれる形で、四肢のない幼女が横たわっている。#104さんだ!
以下話した話。

・自粛

私は来場者の方を不快にさせるようなことを大声で言ってしまった。すみません。調子に乗ってました。ダウナー系の田舎者は調子に乗らないと、都会に出てこれんのや。コミケを田舎に誘致や。田中角栄や。みんな故郷がわるいんや。コンクリート工場しかない町が、俺をこうしたんや!

それと#104さんと同席なさっておられた方に、挨拶をしなかった。猛省します。

帰り道、平安神宮の前で、馬を見た(本当)。警察が、何かのハッタリで、馬を連れまわしていた。馬はいい。デカくて。俺も来世は馬になりたい。「前世も今世も種馬になれずじまいか」とか思いながら草を食べたい(嘘)

秋の陽ざしは素晴らしかった。陽光は、オタクを照らし、湧いた汗が熱気になって、会場を漂った。陽気は、雑草の花粉を飛ばし、私の鼻を炎症させた。アルトネリコ2の『焔~HOMURA』が耳を打つ。全くこの風景に似合わない。


(フィクションです)