学園祭への帰還

学園祭が嫌いであった。とにかく居場所がない。そして行動力があって元気な人間をみていると鬱になってくる。

そして学園祭が嫌いであったような人間は逆に「学園もの」にガードが甘かったりする。深夜に『ハルヒ』やら『まなびストレート』を観て、布団の中で号泣するハメになる。「わいはあのようにしたかったんや」と。

さて外山恒一は学園祭が嫌いなのだそうだ。

ぐだぐだ書くつもりはないから一言でまとめると、「多数派のお祭りには付き合いたくない」ということだ。

http://www.warewaredan.com/blog/2007/05/post_28.html

ああ、わかる。学園祭の日は一日中文庫を読んでいたり、家で寝てたりするものなんだ。あとで悔やむことになるが。

「多数派のお祭り」に遠巻きで見ていた人間は、ニコニコ動画Youtubeで日々祭りを繰り広げていることだろう。そしてこの動画群が貼り付けられることになる。



人は学園祭からの疎外を、「祭り」の穴を、『ハルヒ』で塞いだりした。外山は「祭り」の穴を「政(まつりごと)」によって埋めようとしているのではないか。『ビューティフルドリーマー』を制作したアニメ作家が『パトレイバーⅡ』を描いてしまったように。多分彼等はどこかで共鳴している。だから私は外山恒一が好きなのだ。


でもいつかは立ちゆかなくなるけどなm9(^Д^)