やがて少年達はコブ○ロを聴く(愚痴)

バイト先には有線が入ってないので、商品のCDをテキトーかけている。別に何のCDをかけてもいいので、それなりの虚栄心に見合ったものを店内のBGMとして流す。

携帯しているmp3プレイヤーにいつも入っているパヒュームやら萌え電波ソングやら偽ケルトやらを流すような度胸は全く無い。U2とかピンクフロイドとかレッドチェッペリンを好んで聴く。

「このプログレ野郎が!」という物言いを生み出した音楽業界のことは知らないし、おそらくこれからも知ることはない。彼らの自意識を、私が理解できる日はおそらく来ない。ただ、この手の音楽は目の前の風景を耐えるには十分な効果がある。名古屋系資本の下請け工場で働く工員、田舎の厨房、スウェットを着るDQN。ああ、勿論ある種のルサンチマンだ。でも、やっぱりあの音楽はいいのだ。この店内とこの私にとっては、だが。

バイト先の新人くんに「好きなCDを選べ」というとコ○クロをかけはじめた。GL○Yをかけた新人もいる。彼はこう言った「浜崎あ○みって最低っすよね」

自分が「文化的」なものから見放されていることは自覚している。だからブログにテキトーなことを書けるのだし、ノウノウと生きることもできる。尖がっているふりをすることもできる。嗚呼勿論「プログレ」だって聴けるさ。

しかしコブ○ロはさすがに耐え難い。なんで思春期に入って、ギターを握るなり、ウォークマンで耳を塞ぐような人間がこの手の歌を歌えるようになるのか単純に不思議だ。

さて、自分にこういうバカを叱る権利があるか?といえば怪しい。MP3プレイヤー・HDD・寝室をひっくり返してみるとてめえのロクデモなさがよくわかる。それらは「クダラナイものを面白がれる面白い自分」を演出することさえもできない、正真正銘のクズだ。

えーさてどうしましょうかね。以上お悩み相談でしたw「僕は耳と目を閉じ、口を噤んだ人間になろうと考えた」「が、ならざるべきか」とか引用すると「文化的」なものからさらに遠ざかりそうなのでやめておく。がんばろうね(サウンドホライゾンを聴きながら)。