こそぼのじかん(メモ)

松本清張司馬遼太郎はライバルであるといわれている。しかし死後において両者の差は開いてしまった、といってもいいだろう。

司馬は、その史観において評価されている。また司馬史観は度々議論の的になる。「司馬遼太郎」は「司馬史観」になりかけている。では作家としての司馬はどこに行ってしまったのだろう?

松本は、その作家としてのスタンス(=「社会派」)において貶められている。非純文学系でいまどき「社会派」なんて気取ったらバカである。ラノベのことは全くわからんが、ラノベネット右翼や韓国や「戦争」を批判してみたら、こういう作品を褒めたりすることは簡単なんだけど、多分死ぬほどつまらない。社会に背を向けているほうが面白いに決まっている。でもこういう事態は逆に「社会派」みたいのが生きているとはいえないだろうか。「社会に背を向けているほうが面白いに決まっている」のは「社会」が実在するからではないか。だったら松本清張は未だ健在だ。もちろん作家松本清張が、である。

俺は松本清張司馬遼太郎も読んだこと無いけどな。 m9(^Д^)