私とコミケ1

コミケには行けそうもない。wikiコミケのことを調べていたら、何か引っかかる記述があったので引用する。

この間、1985年ころから『キャプテン翼』(『C翼』と略された)が女性サークルに絶大な人気を呼び、作品を題材にしたいわゆる「やおい」サークルが増加。若い女性参加者を大きく増やすこととなった。1983年よりスタッフに加わった岩田次夫は、『キャプテン翼』ブームが少女漫画再生の鍵になると見て、やおいサークルを激賞。

私は岩田次夫がどういう人であったのか、いまいちよく知らないが、「コミケ」や「やおい」に「少女漫画再生の鍵」をみた人物がいたということはわかった。

今日の眼からみて、1980年代中盤において少女漫画自体が腐っていたとはとても思えない。また、「少女漫画」が駄目になったとしても、その後には岡崎京子内田春菊西原理恵子といった作家たちは出現してくるのである。

岩田次夫という人物の書いた『キャプテン翼』評は、勿論私は読んだことはないのだが、今日の状況をあまり言い当てているようには思えない。私の想像だが岩田次夫は「コミケ」に「何ら」の「再生の鍵」を見たのではないだろうか。そしてその「再生の鍵」現代において如何に生きているだろうか?そしてどの程度忘れられているのだろうか?