徒食のローレライ

私はブックオフのパチモンの古本屋でバイトをしている。そのバイトの愚痴を書く。以下愚痴注意。

出勤したら俺が買取した少女マンガに張り紙が「バーコードのついていない少女マンガの買取は不可。犯人名乗り出ろ」と書かれてある。無論、俺のミスである。しかし俺にも分がある。以下その理由を書く。


1.買取の査定をほぼ個人の裁量に任せているという現状は?
所定の買取リストに載ってある商品の値段は買取リストの値段を適用する。それ以外のものは初版一年以内なら規定の金額で査定する。それ以外のものについては在庫の状況と本のタイトル・作者によって判断する。この判断の具体的なやり方を私は知らない。教育もされていないし、具体的なやり方を記したものはマニュアルにはない。ようはなし崩し的に「自分で考えろ!」という状況が作られているわけだ。そして俺は自分の考えに従ったまでだ。


2.マニュアルの正当性について
マニュアルには「バーコードのついていない少女マンガは買取不可」と明記されている。しかし、だ。バイト先には古くなって使われなくなったマニュアル、出自不明なマニュアル、バイトたちのローカルルール、社長の指示、前の店長のマニュアル、現店長の口頭指示、連絡帳、本部の指示、ベテランパートの作ったルール等等が錯綜し、どれが本当のルールであり、どれが正しいマニュアルであるかはほぼ不明である。これらを整理し、マニュアルを一本化し、正しいやり方を従業員に指令するのが店長の仕事である。だが彼はこれを怠っているといわざるをえない。俺は「バーコードのついていない少女マンガは買取不可」と明記されているマニュアルの正当性、またはその他のルールの廃止について彼から一切の説明をうけていない。

また「正当」であろうマニュアルに私は正当性を感じることができない。2003年以前のライトノベル系の文庫は買い取り不可と書かれてある。馬鹿言っちゃいけないよ。店長は店にやってこない。客のややこしい応対(クレーム等)はバイトにまくる。自主的にサービス残業をさせる。このような状況下で自主性と責任を身につけたアルバイト・パートにマニュアル一冊で指令を下すのは不可能である。「自分で考えろ!」「てめえで責任をとれ」という状況がある以上、私は正当性のないマニュアルよりも、店のことを考えたまでだ。この店の従業員を動かそうとおもったら、説明責任と店舗に対する責任を店長は果たさなければならない。


3.買い取った商品は店に置かれるべきものである。
商品をスペースが許す限り幅広く揃えるのが商売の鉄則である。多くのラインナップが並ぶ店には多くの客が来る。私の買い取った商品は店に置かれていないものである。しかも、佐々木倫子桑田乃梨子谷川史子といった固定のファンを持つ作家たちのマンガである。そして何よりも店にはスペースがある。古いからという理由で買取をしないのはバカである。


4.1冊1円で買い取ったのだから被害額は微小である。
今こうしている間にも被害額の大きい不正やミスが多発している。査定金額が人によっては数千円も違ってくる職場で十円単位のことを指摘しますか?一度も棚卸しをしたことがない職場ですが何か?DVDの売買状況知ってますか?商品の他店移動の際レジに記録しないのはヤバイと思います。


5.バーコードのついていない商品(少女マンガ)が店頭に並んでいるわけだが。
この項目に関してはノーコメント。


以上愚痴終わり。絶対に名乗り出ないぞ(待て)