味方織田家!

今更だがコードギアスを見終わった。コードギアス23話は、もう一歩でデビルマンになるところであった。惜しい!というよりも24、5話でデビルマン的なものを乗り越えるような何かが提示されることを期待したくなる話であった。

とはいうものの本音としてはデビルマンになって欲しかった。以下妄想。

ギアスの暴走によってユーフェミアが日本人の虐殺を開始→ユーフェミアが日本人のスザクをぬっ殺す。→主人公がユフィをぬっ殺す。→そのころ東京では暴動が発生。主人公のクラスメイトやら妹やらを暴徒がぬっ殺す。→呆然とする主人公。→ウランに興味をもっていたメガネ娘が核分裂炉を爆発。→皆死亡→デビルマン的ラストウマー

つまり
・皇女に生まれ全能感に浸っている中二
・超能力を手に入れて全能感に浸っている中二
・ロボットに乗って全能感に浸っている中二
それをみてニヤニヤしている視聴者たちに
「おいたをしていると皆殺しになりますよ」というラストを提示して欲しかった。
(ロボットに乗るのは全能感に浸ることだろうて。『エヴァ』はロボットに乗るってのは母体回帰願望だろうwとやってみせた)


ところで、ブリタニアに占領された日本のイメージは貧困である。旧軍とサムライと幼女の姫。インチキである。支配国に対して日本の象徴を提示したときに、このようなものしか浮かんでこないのは陰惨である。

絵画コンテストに出て来てユーフェミアの興味をひいた「いかにも日本的な田園風景と日本家屋」の絵も下らないと思う。

ただ、23話に出て来たユーフェミアに夫を殺された日本人のおばさんが着ている服はノスタルジーが溢れていて良かった。それと「黒の騎士団」の上洛を、1台のノートPCを通して畳敷きの狭い部屋で多くの日本人が眺めている姿もよかった。

すこし違うが『非情城市』という映画を思い出した。