元フセイン大統領の日

ああ疲れた。
靖国神社まで行ってきた。靖国神社は噂どおりの場所であった。

いま靖国神社は初詣客用の出店が組み立てられている最中であった。出店の中には「やきとり」「モツ煮」の文字も見える。
うーん。この手の「肉系」の食い物は神社としてどうなんだろう?

靖国売店では、皇室アルバムや皇室カレンダーや昭和帝の写真と並んで
「晋ちゃんまんじゅう」(http://www.tokyo-miyage.com/product/30)や
竹島ものがたり」←なぜかよりによって鳥取県製(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/16798/)や
名前は忘れたが麻生太郎をモチーフにした土産物が売られていた。
変に気が利きすぎているというか、このネット右翼の感性にあわせ過ぎたラインナップは何事だろう?

神社として靖国はフツーである。おみくじも売っているし、絵馬も売っている。絵馬に参拝客は健康や受験のことを書いている。拝殿も、警備員がいることを除けば、極めてフツーだ。なんせ賽銭箱が置いてある。誤解かも知れんが、英霊に小銭やって願いを叶えてもらおうなんざ、おこがましい限りだ。とか思いつつ、拝殿付近でウロウロしてたら怪しいので、私も10円を放り込み拝んだ。これって国辱かな。

遊就館の外装は極めてキッチュだった。館の前には鬼瓦をモチーフにした石像とシャチホコ海防艦の模型と大砲と特攻隊員の像などが並べられている。おもちゃ箱をひっくり返したような趣がある。なんというか、もっとこう…

滝を設置して、よせばいいのに無理やり遠近感を作り出した池もあった。そばには鯉のえさの自動販売機も置いてある。

「梅の枝を折らないでください」「神社を通り抜けにつかうときは神前で礼ぐらいしなさい」というかんじの看板も目に付いた。

感想まとめ。靖国神社は何よりも先に神社なのであり、地元に根ざした生きられた神社であり、B級感あふれるレジャー施設なのであり、アトラクションである。良いふうに捉えると英霊や遺族を笑わせ楽しませて慰めるような神社なのではないか。