戦後の軍人

兵頭二十八佐藤大輔、『提督の決断』等の影響で、第二次世界大戦大東亜戦争の「戦争そのもの」というか、「戦場」にポツポツと興味を持ち始めている。ようはこの年齢になってミリオタになっちまったというわけだ。

源田実という軍人がいる。まあなんというか大東亜戦争のアイドル的存在の軍人だ。てっきり私は、この人は戦死するなり処刑されて戦後を生きていないと思い続けていた。でもこの人って戦後も生き続けていたんだってよ。航空幕僚長参議院議員になっていたのだそうで。全然知らなかった。おまけに無差別爆撃の考案者カーチス・ルメイの叙勲を推薦していたりもする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E7%94%B0%E5%AE%9F

靖国神社やら英霊というものが注目されるのは、生き残ってしまった軍人がスカだったという部分もあるんじゃないのかな。スカだった元軍人をアイドル化してしまう世間や国家を乗り越える可能性としても、靖国やら英霊は見出されるのではないか。

源田実関連で「三無事件」というのを知った。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E7%84%A1%E4%BA%8B%E4%BB%B6)

接触があったのではないかと疑われた人物には辻政信・源田実

という記述がある。なんだかすごく面白くなってきたぞ。そしてこのクーデター未遂事件に破防法が適応されたことも覚えていくことにしよう。戦後おこなわれた軍と警察の最終決戦ってことかなあ。もちろんここにはアメリカとの対決というものは無い。