同人誌を買いに1

中古車屋穀物タワーしかない町に生まれて、今日もそのままである。まあ、ツタヤやらユニクロやらブックオフができたりもしたが、それは自分をこの町に適応させるぐらいしか役立たなかった。ツタヤで単館系の映画を借り、ユニクロでパクリ臭い服を買い、ブックオフで一昔前のマニアマンガを買う日々。

シミュラークルってのは、よくわからんが、てめえ自身の事だ。インチキな偽物を玩弄するような、センスってもんは自分には無い。シミュラークルシミュラークルを愛でるような権利はない。てめえのコンプレックスをこじらした顔を鏡で覗き込みやがれ!これこそが、シミュラークルだ!

とか昼間から思っているのもアレなので、京都までいってきた。電車の中でアルトネリコ2のサントラを聴いたりしたが、これが全く秋晴れの車内に合わない。シミュラークルシミュラークルを愛でるような権利はな(以下略)

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初音鮨の親父に、最近はみくみくかい?と訊ねると主人は「痕のときは、そういうコンプレックスをこじらした顔のお客さんも来られたけど、最近はワヤですわ」と寂しそうに言った。「今日日の子はニコ動ばかりだからね。仕方ないよ。」と私は答えた。嘘だ。

鮨食ったあとに(嘘だ)、幼き日の思い出に浸るために、動物園を眺めに行った。すると、でけえ鳥居が立っていて、そのそばの自販機でキ印の方が、自販機と対話なさっていた。(つづく)