マンガ家血風録

初音ミクってはあくまで道具でして。道具が増えたところで、やる気がないやつは何もできないし、やる気のあるやつはもう何らかのことをやっているわな。という話。そりゃ、TBSもJASRAC電通も悪だし、やる気のある有能なブロガーはそこを突くべきだろう。でも初音ミク=ニューワールドではないわな。俺らは、幾つものニューワールドを見て、挫折してきたやンけ。もう少し、厳粛に、自分のできることからコツコツとだな…。インストールしてニコニコ動画で「みっくみくにしてやんよー」とか叫んで終了って結末は、いい加減に勘弁して欲しい。

てなことを思いながら、「こんなマンガ家を集めてこんな雑誌を作ったら嫌だな。しょっぱ苦いなあ」ということを黙々と妄想していた。


・表紙は勿論中に書いていない人。ハイエンド系くずれや韓国系だとなお良い。
・大家のアシスタント歴が長く、大家の影響受けすぎなマンガ家。没個性なのだが、人当たりがよく、締め切りを厳守する好人物。大家のファンを引きづり込み、コンスタントな人気を得る。無論大家越えなど無理。取りあえずの雑誌主力。
あずまんが大王の三番煎じな作家。実は、業界生活は長い。
・webでは少しは知れたネット出身のマンガ家。いまいちやる気なし。カラーは上手いが、印刷された絵は下手。
・知性派・表現派で、うるさ型なファンを唸らすギャグ作家。多作だが代表作は特に無し。重版も無し。
・原作付きでは知られたマンガ家。本誌ではオリジナルに挑戦。だが、いまいちパッとしない。
・元有名同人作家。同人時代にピークを迎え、今は下降線。微妙に一昔まえの絵柄。
・長期連載で有名な作家。前に連載していた雑誌が休刊したので、本誌に移籍。続きからなので読者は話に付いてくるのが困難。ついでにあだ名は「雑誌クラッシャー」
・マンガ史に名を残す長編作家。しかし最近は軽いエッセイしか描いていない。本誌にもエッセイで登場。
・古典作品の新解釈的リメイク。それを個性派作家が描く。全く人気無し。『ダヴィンチ』で呉智英が絶賛。
・同社別紙の番外編。妙に面白いが、本編と矛盾が…
2ch受け・ブログ受けを狙っているが外しまくり。センスが5年前というか。
・SF長編。単行本でマニアが読むと中の上。雑誌人気は最悪。作家のモチベーション下がりまくり。
・ブログのネタを本誌まで持ち込み、ブログ読んでいない読者には意味不明。ついでにブログも炎上。
・注目株の4コママンガ家がストーリーものに挑戦。ほのぼのが売りだったのに、鬱展開・テンション高の展開に読者が逃げていく。
・一昔前にその絵柄で評判になった作家。フォローワーに追い越されまくり。絵柄ピークは過ぎ、ストーリーの洗練は見られない。
・エロ系で生き延びている永遠の未完の大器。本誌に短編で登場。外しまくり。ファンに「昔はよかったのに」とか言われる。
・エロ系の有力新人をヘッドハンティング。アニメとのタイアップでブレイクを狙うが、アニメが最悪で…
・同社が発掘した大型新人。原作には同社ベストセラー。しかしベストセラーは旬が過ぎた物で、人気は低迷。大型新人は小学館に引き抜かれ、有名になっていく。
・毒舌無頼系女性エッセイマンガ。どっかでみた気が。
・「心理描写に定評がある」エロ系女流作家。いつも何かわかった気にさせるラストシーン。
・メジャー誌にかつて引き抜かれた大作家が出戻り。昔の作風でオールドファンは喜ぶが、ただそれだけや。
・昔なら「オタクはコレを読め。これこそがリアルだ」とか評価されたアングラ系の作風。今はオタクブームなのでマニア素通り。
・エロとは無縁と思われた萌え系作家がエロに挑戦。異様な性癖を披露して大人気。
・白泉系ベテラン中堅少女マンガ家が男性誌に初登場。全く作風変わらず。よって一部で大人気。
・次回作が期待されている作家だが、本誌には新人賞の審査員としてのみ登場。辛辣な評。
・無論すべての作品は休載気味である。そのたび「青春のアレ」を「サブカルのり」で描く新人のマンガが度々掲載される。無論全員芽は出ない。その後彼らは麻雀雑誌でマニア受けするマンガを描いたり、小学館で育っていったりする。
・新人賞は100万円。無論誰も受賞しない。佳作もたまにしか出ない。と思いきや韓国人が大賞受賞。それがネット右翼の間で話題になって、同作品を擁護するブサヨ系ブログ炎上。ブログ主はマンガに詳しくなかったりもする。
・雑誌のコラムは結構有名な人。マンガ読者は誰も読んでないが。
・読者ページ盛下がりまくり。編集者が目立とうとしまくり。
・広告は無論とらの穴。同社発行のラノベの広告とかも渋いと思う。


唐沢なをき先生や竹熊健太郎先生をリスペクトして書きました。永島慎ニ先生には無関係な話です。いや、それ以前にマンガ雑誌なんて今は誰も読んでないかorz